*ぷみささんちの白紙帖

ぼくのこころのふりーだむ。

*ぴちゅ:めゝんと∴ぱらたいぽ

 

 

ぼくはなにを探してたんだっけな?

 

その面影〔-ざし〕が、はてそぅなわかぃきおくのおくのなにかをなでりゅく。

 

なにかとても重要な…くだらなぃ遊そびのよぅなことをしてた気がするんだけど。

 

"現実"の虚〔むな〕しぃ質量感がにゎかにずりさげた、

 

伽噺のよぅな幻想の感覚を、巫戯山て

ちぃさな―ちぃさな-ちぃさな"光"がひっぱった。いたずらな

それはやがてこの隅々のうちからこの虚空中にそれぞれのかたちのすがたなく無口な思想〔おもゎく〕をもってやがてぷぉんと匂〔にぉ〕ぅのだ。

 

まるでふりおろすよぅに

 

それは滲ぢんだ古写真-そんな見たことも予〔あ〕らぬ遺物〔イコン〕がいかに軽くも明瞭〔あらゎ〕なほど稀薄〔かすか〕な妖精を瞬〔かがゃ〕きみせるよぅに。暗澹〔くら*り〕の闇へひきこむなか…―ひききわだたさせて

 

まるで瞼のおくのその奥へと通ぅ神経繊維そのものを弦〔ゆみ〕に―つまびくよぅにして―



さめざめとゆれる意識は清浄に、

あくるままにあまりにも正常に、

あけぬるを漣さましかの星城に。

 

そのときに、いまやもぅずぃぶんとぉざかったあの弟のいたずらな面を思もぃ出したもんだから。

 

頭のなかほどそのうちまでにまるでさくよぅに、

また、かの光輝〔ひかり〕の粒〔つぶて〕は

・・・

しぶきをまぃた。

 

 

なんだ。

 

 

 

いかにも、それは花だった。

みなれてみれば単純な、ぃやそれにしてもずぃぶんと特段のものもなぃ…ゅってみればただよぅよくもみるよぅな地味な、ことのほかなぃそんな小ぃさな花だ。

 

それが野によくみればぽつり、ぽつり…昏ぃ銀河の星々のよぅに、いまはこの藪の紺碧の緑のなかでしゃんしゃんとゆれてぃる―ぁれだ。

 

ただまたそれはずぃぶんと、まるで空の上のもっとさきのほぅからはこんできたよぅな「いろ」をしてぃるじゃなぃか。そして―そんなずぃぶんと、稲妻のよぅに、みりりとかんばしぃ匂ぃがやってくる。

匂ぃ?

この―深ぃ―深ぃ―深ぃ川をこぇ向かぃにある―そんなここまで、あんなちぃさなかすむすがたの花の匂ぃなんかがするだろぅか。

まるでこっちからちかづけてもなぃのに、あんな―瑞々しぃ―昏らぃ森の奥から、向こぅから―ずぃぶんと眩しぃ―わざゎざあゆみよりでもするよぅに

『はらでもすかせて---いるんじゃなぃの?』

ぃいや―『ひきこまれてぃた』のだ。

それは、それは自分ならば興味の"なぃ"はずのものに。



夕凪のほぅへ起こす風が、もぅみぇなくなったその『もり』がせおった夕陽へ向かってまた吹く。

 

それにずぃぶん、どぅしてこんなにかゎ*のだろぅか。