*ぷみささんちの白紙帖

ぼくのこころのふりーだむ。

2019-09-15から1日間の記事一覧

*地方公務員郷想譚森兄弟

どぅやら聞くかぎりこの里で唯一のつてを有するといぅ話を辿って見た、その役場の受付にある青年は 遠ぃ景色の記憶の中の彼には、自然に身にこなした眼鏡の他はとても似つかなぃ伊達男だったが、そのどこか柔らかさには面差がなぃような気がしなくもなぃ。あ…

*地方五人衆連伝森兄弟

https://pms0lsxm.hatenadiary.jp/archive/2019/09/15 どんどんどん、どんどんと、船は人の里をはなれていった。 ― … ― もう、夜も昼も夜も昼も夜も、すっかりごちゃまぜになっていた。 どろりと苛烈に太陽は輝き、空も地も、炎と煙は、烏賊墨色に染上げて、…

*地方五人衆連伝森兄弟

「羅生門」に与せて― じぶんはといぇば、己ながら言ぅのもなんだが、毎日弟妹達の面倒をよく見、顔ばかりは凛々しかったものだから、 鉄砲を背負ってそこへと赴く日も、皆喜んでやれ勇めと送っていったものだった。 どんどんどん、どんどんと、船は人の里を…